MODRINAEを注文しました 紀伊半島大水害から10年

MODRINAEは、ソマノベースさんが運営するオンラインストアで購入できる観葉植物です。
でも、普通の観葉植物とは違った点があります。
それは、ドングリと鉢などが送られてきて、2年間無事に育てることができたら、その苗は、ふるさとの山にお返しして、森や環境を守るために役立てるのです。

ソマノベースは、2011年9月に発生した紀伊半島大水害を経験された代表の奥川さんが、”土砂災害の人的被害を0にする”ことをミッションとして立ち上がれた会社です。

若い方たちが、森林や環境を守るために立ち上がられている。少しでもそのお役に立てたらと思います。


私の故郷も、紀伊半島大水害で大きな被害を受けました。実家は、直接の被害はまぬがれたものの、目の前を流れる川の氾濫によって橋は流され、水道管が破壊されたために、父母は、何日も給水車による給水を受ける生活をしていました。

東京で暮らしている私は、ニュースで伝えられる甚大な被害に、親や親類・友人のことを案じていましたが、故郷に帰ったのは、その年の暮れでした。

その頃、お正月には、那智の浜あたりから那智山まで歩いてお詣りしていましたが、その年の那智山への道で見た光景は、見慣れたそれとはまったく違ってしまっていました。土砂崩れでえぐられた山肌、土砂であふれた那智川、多くの家屋が流出してしまっていました。
道中、一人の大工さんとお会いしました。その方は、私の実家を建ててくれた方で、そのときは、川沿いのご自宅の修理作業をされていました。「こんなんなってしもたよぉ。」という言葉に、涙があふれそうになりましたが、返す言葉もなかったです。

ふるさとの災害、直接それを経験された方々の苦労を直接感じることはできないけれど、何か少しでも役に立つことに協力できればと思いますし、災害の多い日本で暮らす限り、自らもいつ災害にあうかもしれないことを肝に銘じたいと思います。


MODRINAEで送られてくるドングリは、ウバメガシだそうです。紀州備長炭の材料として有名で、紀伊半島の山々には多く見られます。海岸線の森で風雨に負けない丈夫な木です。届くのが楽しみです。

熊野速玉大社のご神木”なぎの木”と並べて育てたいと思います。

なぎの木 速玉大社で頂いた幼木は枯れてしまったので、園芸店で購入した二代目
aboutus | 株式会社ソマノベース
ソマノベースは、「山づくりで土砂災害の人的被害をゼロにする」をビジョンに掲げ、森林に関わる様々な事業を行っている会社です。
MODRINAE
どんぐりを育て、森に還す。想いが残せる、観葉植物。「戻り苗」
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